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お客様の声|特殊壁装(金張り)のご依頼

下張りから上張りまで、随所に垣間見えた匠の技。
表装を際立たせるための、目に見えない細部の仕事に歴史に
裏打ちされた技術を感じ、感銘を受けました。(堺市東区 念照寺様)

作業工程から垣間見えた匠の技

宮川芳文堂のことは、どのようなきっかけで知りましたか?

本堂の修復をある大手仏壇屋さんにお願いしていたのですが、行き違いから修復作業が途中までで残ってしまい、残りを地元の仏壇屋さんに依頼することになりました。その仏壇屋さんに、金張りを担当いただく業者さんとしてご紹介いただいたのが宮川芳文堂さんでした。
大正時代から続いている老舗で、多くの賞を受賞されており、またお寺の壁装やふすま、屏風などの修復の実績が豊富な表具店さんだと伺いましたので、安心してお任せしたいと思い、お願いしたのを覚えています。

実際に依頼してみて、いかがでしたか?

大手仏壇屋さんの作業が中断してしまい、下地の歪み、たわみ、隙間などが目についていた状態からの着手でしたが、丁寧に修復いただいた結果とても立派なものになり、嬉しく思っています。
また、今回は事情があって先の大手仏壇屋さんが用意した金紙を使っていただくことになりましたので、その面でご迷惑をおかけしましたが、作業工程を拝見していてると、下張りをはじめ、細部にまでいい仕事をしていただいたおかげで、全体が整って見栄えがとても良くなりました。

丁寧な下張りがあるからこその立派な見栄え

本堂に来られる方の反応はいかがですか?

本尊の厳かさが際立つほどに見違えましたので、評判はとてもいいですよ。やはり表装で大きく変わるのだなと実感している次第です。しかし、仏教用語から派生した「お陰様」という言葉が表しているように、こうした立派な表装、見栄えも、目に見えない作業があるからこそ成り立っているもので、私は細部にまで丁寧に仕事していただけたことにとても感謝しております。

今後、宮川芳文堂に期待することがあれば教えてください。

念照寺は1750年(寛延3年)に造られ、260年以上の歴史がありますが、これまではそれほど大きな修復をすることはありませんでした。それは、和紙でしっかりと下張りしていたからであり、応急処置的な修復のときも和紙での下張りを行っていたからだと思います。ですから、本堂にあるふすまも多少の傷みがあってもそのままにしておりましたが、今回の修復で力強く蘇った壁面を見て、こちらのふすまの修復もお願いしたいと強く思っています。また詳しく見ていただければと思いますので、よろしくお願いします。

念照寺様は江戸時代から続くお寺ということで、昔の技術を感じながらお仕事をさせていただき、大変良い経験になりました。最高の技術を修得するために一生修行であると考え、こうした経験によって、技術を研鑽していくことができると思っています。念照寺様にはとても貴重な経験をさせていただくことができましたので、ありがたい気持ちでいっぱいです。念照寺 佐々木様、インタビューへのご協力ありがとうございました。

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